SQLServer のBI機能とは・・・

とりあえず、宣伝ね。

SQL Server はエンジニアなら大概は知ってるマイクロソフトのデータベースエンジンです。
データベースは、、、、説明が面倒だからWikiPediaでもググってね。

ところがSQL Serverは、上位Editionになると、Business Inteligence の機能が
おまけでついてくる。
おまけだよ。おまけ・・・BIエンジニアのKayanoにとっては、なんじゃそりゃですわ。

このおまけ。昔は、「なんちゃってBI」くらいの感じで、「ま、おまけだね」だったんだけど、SQLServer2005からかなりまともになってきて、2008R2では、「おお!しっかりしたBI製品じゃん。しかも”安い!”」

BIは、
  ETL(Extract Tranceform Loading)
  DWH(Data Wear House)
  Reporting(& 自由分析)
の3(4?)要素からできるソリューションなんだけど、SQLServer
これを全部提供しちゃってんだ。おまけで。。。

ETL
 SQLServer Intgration Services(SSIS)

 こいつは、そこそこ使える。でも、まだまだ、成長・拡張の余地が大きいです。
 メジャーな製品だと、DataStage,Sagent(共にフル機能を導入すると1000万円以上はする)とか、DataSpider,WAHA(100〜300万くらいかな)とか
 ほかにもいろいろある。
 高額な製品だと、技術的にも成熟した感があるけど、ま、SQLServerはやすいからさ。

DWH
 SQLServerDBエンジン自体もDWHなんだけど、多次元データベースとしては
 SQLServer Analysis Services(SSAS)

 BIは、大量のデータを分析のために集計(SELECT)するから、
 普通のオンラインDBとは違った性能が要求されるのね。
 これに特化したのがDWH用のデータベース。
 メジャーな製品だと、SybaseIQとかNeteezaとかかな。
 この値段も高いけど、多次元データベース程複雑じゃないから
 大規模データのユーザーには有効な製品なんだな。

 それほど大規模でない場合は
 DBエンジン自体もDWHとして使えるけど、データの意味づけや関連性を
 BI的に定義できるデータベースの方がいい。
 この点で、SSASのような多次元データベースは先に行ってる感がある。
 ほかのメジャーな製品だと、Essbaseとか CognosTM1とかかな。

Reporting
 SQLServer Reporting Services(SSRS)

 これもいろんな製品があるし、SSRSが優れているっていうわけでもない。
 でも、必要十分なことはかなりできる。「使える!」って感じが強いね。

自由分析
 EXCEL2007、2010(Pivot)
 なんつっても、誰がどういおうが、BIの最大のメリットは自由分析!
 これを便利にするために他の機能があるといっても過言ではない。
 で、EXCEL2007以降のBI連携機能は、めちゃくちゃ強力。
 他のBIツールを一蹴するほどの力を持っているね。
 ライバルは、BusinessObjectとかHyperionとかいろいろあるけど、
 「Webじゃない」という点を除けば、最強だとKayanoは思ってる。



最後に、このエントリの主眼。つーか、本音。
SQLServerの DBエンジン・SSIS・SSRS・SSASは、それぞれ全くの別製品なんだわ。これが。そのほかのいろんなものも同じく。
別製品だからか、それぞれの親和性が”低い”。これが頭が痛い。
ただ、SSASとEXCELの組み合わせは例外。滅茶苦茶 強力。
SQLServerでBIを組むとき、フロントをEXCELにしないのは間違い。
つーか、Reportingできれいなレポートをたくさん作るより、
SSASを充実させて、EXCELで好き勝手使わせるのが正しい選択だと、ここで断言したい。。。強く。

って、ことでじゃーねー